2012年5月31日木曜日

マラウイ陸上競技選手権大会


6/16にMalawi Athletics Championship(マラウイ陸上競技選手権大会)
が開催されると聞き、知り合い伝いに本国のナショナルコーチの連絡先を入手し、
彼に直接電話して円盤投げと砲丸投げへの出場意思を表明した。

ちなみにハンマー投げにも出場したいと申し出たのだが、
ハンマー投げは種目にないと言われた。

エントリーには特別何かをする必要はなく、
ただ大会当日開催場所に来てくれとのことだった。
日本では有り得ないことなので心配だが、
この国では有り得ることなのだろうと思うしかない。

最近のトレーニング状況はどうかというと、
毎朝の朝練や週3回の部活動でバスケットを教えると同時に自分も一緒に
ゲームに参加しているため健康的なレベルで継続的に運動はできているものの、
競技的には全く負荷が足りていない。

試合があるとトレーニングに対するモチベーションもあがる。
いい目標ができたので、残り2週間で競技的状態にまで
どうにかもっていきたい。

ちなみに以下がマラウイ記録。



世界記録、日本記録、自分の記録と一緒に並べてみた。
恥ずかしいことなのだが、砲丸投げの自分の自己記録を覚えていない。
当初の自分にとっては覚える気にもなれないヒドイ記録だったからなのかもしれない。
おそらく14mを少し越えたくらいだったと思う。

今回の目標は、円盤投げ50m、砲丸投げ14mとしたい。
マラウイへの出発時点の体重から約8kg減ったこの身体でこの目標は
高すぎるように思うが、これ以上目標を下げるのはなんだかイヤなので
この目標でチャレンジしてみたい。

自分でも結果が楽しみだ。

2012年5月26日土曜日

活動写真、他。

同期が活動見学に来た時に撮ってくれた写真(↓)


赴任先の自分のOFFICEにて
カウンターパートとの会話中を一枚。
普段はここで授業準備をする。

部活動の指導中
この時はセカンダリースクールの生徒も交えて
バスケットボールを指導。

部活動後の夕食作り
作ってるのはもちろんカレー

同期がブラウニーも焼いてくれた
うまかった

マラウイで最もよく飲まれているビール
カールスバーグで乾杯

次の日の早朝練習。
起床時間4時半、活動開始時間5時。
まだ暗い。。

早朝練習終了間際のクーリングダウンにて
脚が攣ってしまった同期。
久しぶりの運動だったようで…おつかれさまです。

早朝練習の後、近所の子どもたちが
「あそんでー」っていつものようにやってきた。
この子らはホントにかわいい。

その後、力尽き果てて昼寝。

活動見学おつかれさんでした!
写真たくさん撮ってくれてありがとう^^



今度は自分が違う同期のところへ活動見学に@Mulange (↓)


YOUTHとの野外パーティーの合い間に
同期宅の近所の子どもたちと

同期のYOUTH CLUB巡回先にて
またまた子どもらが集まってきて空手の指導
その後に1枚



元気で楽しく全力でやってます^^

2012年5月18日金曜日

先週と来週の話。

先週、同期隊員男女二人が活動見学のためうちの大学にきた。
私の活動を見に来た初めてのお客さん。

授業は時間の関係上見せられなかったので、
部活動と朝練だけ見学、というか参加してもらった。
やったのはいつも通りバスケット。
二人とも久しぶりにしっかり身体を動かしたようで
身体が悲鳴をあげていたようだったが、わりと楽しんでもらえたようだった。

部活後そのままうちに招待し、日々練習に練習を重ねたカレーを振る舞った。
いつも味にブレがあるのだが、今回はたまたまうまくいってなんとか一安心。

しかしここからがすごいこの二人。

カレーだけでは飽き足らず、野菜炒め、ステーキ、スイーツ、〆におにぎりと、
とにかく寝る直前(AM1時半)まで気がすむまで作りまくり食べまくった挙句
力尽きて寝、その3時間後に起きて家を出、まだ胃の中に何か残っている
感覚を残したまま朝練に向かうという、学生時代に経験するようなことを
この年になってまた経験してしまった。

もちろん朝練の後は睡眠不足を取り返すために寝ようと思ったが
朝練でしっかり動いたせいか腹が減って寝ることができず、
結局パスタを食べてようやく就寝。
起きてもう一回パスタのようなものを食べてようやく今回の合宿の終焉となった。
このメンバーでいると胃ばかりでなく身体がおかしくなってしまうと
危機感を感じた次第である。
うちの食糧庫もほとんど空に…

なんとも生産性のない話をしてしまった。
たまにはいいだろう。。これも協力隊生活の一部。


来週はMid semester holidayで1週間まるまるお休み。
生徒もほとんどが地元に帰るので大学にいても活動がない。。
久しぶりに4時半起きの平日から解放される。

大学にいても仕方ないので、またしても同期隊員の活動見学を計画中。
行先はムランジェ⇒ブランタイヤ。
学校隊員とは違う職種の隊員が普段どう活動しているかを
しっかり見て、今後の自分の活動に活かそうと思う。


2012年5月5日土曜日

1週間の出張からの帰宅。

大学からTeaching Practiceの出張を命じられ、
先週1週間泊まり込みで行ってきた。
行先はマラウイで最も栄えている都市ブランタイヤ。

うちの大学には通常のプログラムの他にDistanceプログラムというのがあり、
現職教師に対する再訓練を行っている。
その現職教師の授業観察を行い、授業評価とフィードバックをすることで
普段行っている授業の質を向上させることがこの出張の目的であった。

私は体育の教師だが、体育の教師が体育やそれに関わる授業の評価をするとは限らない。
自分の専門関係無しに、その垣根を越えて様々な教科を評価するシステムになっている。
私が今回授業観察した教科の多くは、数学や生物であった。

私は実は数学が好きなので、数学の授業を見るのはとても楽しかった。
誰にも話したことはない(と思う)が、もし体育・スポーツの専門学科がこの世の中に
存在しなかったら、数学を専門にしたいと思ったこともあるほどだ。
(決して得意ではないのだが。。)

ある数学の授業の中で、三角関数を教えていた教師が、
4cm×5cm×6cmの直角三角形の4cmと5cmの2辺が挟む角度を求めなさい
という問題を出していた。 …?? おかしい。。
そもそも、4cm×5cm×6cmの3辺では直角三角形にはならない。
この間違いには直ぐに気付いたが、生徒の前で教師の間違いを指摘することは
教師のプライドを傷つける上に、教師-生徒間の今度の信頼関係を壊しかねないと思い、
授業後に、その教師と2人の時に間違いを指摘し、
次の授業の時に訂正するようにお願いをした。

また、生物の授業では、繁殖について教えていた教師がいた。
対象は男女、13-14歳程の生徒だろうか。
キーワードは、精子、卵子、子宮、月経等であり、
教師はなんてことなくサクサクと授業を進めていたようだったが、
生徒はなんとなく困惑したというか、落ち着かない雰囲気であった。
ちょうど思春期をむかえている生徒たちが対象なので仕方がない。
教師が質問してもなかなか手が挙がらなかったり(普段はよく発表する)、
グループでの活動が何かぎこちなかったり(普段はもっと賑やか)。
しかし、教えていることは思春期の彼ら彼女らにとっては特に重要なこと。
ここで教師の手腕が試されるんだなぁ、と思いながら授業を観察した。

なかなか他の教科の授業を見るのも面白かった。
私が体育の授業を計画する上で特に重要だと思っていることは、
生徒自身の活動時間をできる限り多くとることである。
生徒が深い理解に到達するためには、
生徒自身の主体的な活動がどうしても必要だからだ。
これは他の教科にも当てはまることだと思う。
しかし、教師の中には教師⇒生徒への一方的な教授のみのスタイルを
とる(とってしまう)教師もいた。それだと生徒が深い理解に到達できない。
生徒自身による主体的な活動が深い理解にまで到達させる手段となるため、
本来はそういった時間を計画の中にできるだけ多く組み込むべきと思った。

しかし同時に…、

それは簡単なことではないのだろうとも思った。
というのも、以前同じJICAボランティアの理数科教師と活動の話をした際に、
彼ら理数科教師が膨大な量の教授内容を背負っていることを知ったからだ。
さらには卒業時にはかなり難しい試験が待っている。
それに向けて、教授範囲は確実に教え切らなくてはならないし、
試験対策もしなくてはならない。そのための補講をしている隊員も
中には結構いるようなのである。

こういう現状を知ってしまっている状態での授業評価だったので
実は評価しづらかった部分もあった。
が、そんなことばかり言ってては自分がここに来た意味がないとも思ったわけで、
余りにも一方的と思える教授スタイルをとっている教師に対しては、
もっと教師-生徒の双方的な授業になるよう促した。
授業はコミュニケーションが大事。
教師の身体の向き、視線、表情、声のトーン、生徒の表情を
よく観察しながら柔軟に授業を展開していけるように、と。
また、そう助言しつつも、普段の自分の授業は将来ここマラウイで教師を担う
生徒の目にどのように映っているだろうかとも思った。
自分の授業スタイルを今一度見直すいい機会なので、
よく考えてみようと思う。


それにしても、普段話すことのない同僚の先生たちとも
辞書片手によく話した1週間だった。
何を聞かれてるのか理解できず、会話ストップということもしばしば。。。
聞き返しもしばしば。何を言っているか理解してもらえないこともしばしば。
それでもなかなか心が折れなくなってきたのはある意味での成長
と言えるかもしれない(笑)
とばかり言ってられないので..さて、英語勉強しよう。。;


※ 出張中、日本に帰国した夢を見ました。
   バカみたいにはしゃいでる自分がいました。