円盤投げと砲丸投げで出場した。結果は以下の通り。
■円盤投げ 42m15 優勝
■砲丸投げ 13m65 優勝
記録はともかくとして、ちゃんと優勝したことと
マラウィアンに投擲というものがどういうものなのかを見せることができてよかった。
試合後は円盤投げのターンと砲丸投げの回転投法・グライド投法を教えてくれ!
の質問攻めにあって、マラウイでこれほどまでに投擲に興味を持ってもらえたことに
感動を覚えずにはいられなかった。
表彰式の時、円盤投げ2位の選手は
「今回は10m以上差をつけられたが、来年は気をつけろよ」と
私に対して闘志剥き出しであった。その言葉に見合う程練習してくれると有難い。
身長185cm体重推定130kgの巨漢の持ち主である砲丸投げ2位の選手は
力自慢というプライドに傷がついたらしく、表彰式には代理を立てて彼自信は
表に出てこなかった。彼は帰り際に挨拶した際も一切愛想よく笑ってくれなかったが、
帰路とことこ歩いてると偶然彼も車で家に帰る途中だったらしく
拾ってくれて途中まで乗せてくれた。
きっと、愛想は悪いが心優しい力持ちなんだろうと思った。
引率した男子生徒もやり投げで3位入賞を果たした。
その生徒は私の試合中から試合後にかけて私の付添人のように
私から離れることがなかった。彼は素直でとてもわかりやすい。
私の好きな生徒のうちの一人だ。
この日、円盤と砲丸を通じて本当に多くの友だちができた。
自分がこれまでの人生の中で多くの時間を費やしてきた円盤投げと砲丸投げが
こういう形で活かされたことは私にとって本当に嬉しいことであった。
また、その効果はその日だけに留まらなかった。
試合の翌週、大学に出勤したら数名の生徒が大会を見たと寄ってきてくれた。
その目は明らかに以前私を見ていた目とは違うものだった。
同僚の大学教員も、来年大会に円盤投げで出場したいから
トレーニングを一緒にやりたいと言ってきた。
体育専門の血が騒いだのだろう。
今大会、私個人としてはなかなかうまく投げられず悔しい気持ちもあったが、
それを全てかき消すほどに得るものが多くあった本当に有意義な時間であった。
自分の持っているものをできる限り伝えること、それがこの国の人たちに対して
自分のやるべきことなんだと再確認できた時間であった。
マラウイの国籍取得はいつのことやら。笑
返信削除現地の人のアクションのきっかけになれるって本当にすごいと思います!
あつし
あつし ホントホント笑 これがきっかけでマラウイの競技力が向上してくれることを期待してるんだけど、これだけじゃ足りないのでさらなるアクションがどうしても必要。。残り1年ちょいしかないからね!お互い悔いの残らないよう、身体にだけは気をつけて思いっきり楽しもうなv
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