2012年9月19日水曜日

モザンビークへの旅

マラウイの東側に隣接する国モザンビーク。
一週間かけて旅をしてきた。

陸路で国境を越え、モザンビーク側の国境の街マンディンバを経て
ミニバスでクアンバという街まで行き、電車に乗って約11時間揺られ
モザンビークの第二の都市ナンプラに辿りつき、ミニバスで
最終目的地のモザンビーク島に至るまで、
片道移動だけで3日をも要する長い旅路だった。

モザンビークは昔ポルトガル領だったこともあり、
言葉はポルトガル語。
もちろん話すことはできず、英語ができる人を見つけた時に
言葉の通じる喜びを噛みしめることになるという
不思議な感覚を味わうこともできた。

モザンビークでは1992年まで内戦があったこともあり、
電車の車窓から戦車の抜け殻を見ることもできた。

モザンビーク島では久しく口にしていなかったシーフードを
食べることもできた。海から獲れたばかりのイカの刺身は
本当に甘くて美味しかった。一緒に行った友たちが
マラウイから醤油とわさびを持ってきてくれたため、
日本の味を味わうことができた。
イカがこんなに旨かったなんて知らなかった。
また、マラウイにはない生ビールも堪能できた。
久しぶりだったので、あまりの旨さに少々飲み過ぎてしまったが…

モザンビーク島で要塞に行った時には
もっと歴史をしっかり学んでおけばよかったと後悔。
しかし、歴史を学ぶ意味を認識できただけでも得たものは大きい。
自分にとっては大きな前進だ。

モザンビーク島から見るインド洋は
これまで見てきた海の中で間違いなく最も綺麗だった。
しかし、小さい頃綺麗な海を見た時の感動には劣るものだった。
きっと、自分が変わってしまったんだろう。
いろんな経験をしていくにつれ、想像できる範囲が広がってくる。
その想像を絶するものでなければ心から感動できなくなって
しまったのかと思うと、なんだか寂しい気もする。

この旅の中で思ったことはたくさん。
本当に有意義な旅だったと思う。

この世界は広いけれど、行こうと思えば
ある程度どんなところにだって行けるんだって思った。
自分がまさかモザンビークに行くなんて…
考えたこともなかったよ。

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