2013年8月31日土曜日

マラウイ最後の授業終了

今日で1週間の集中講義が終わった。
今日はエアロビクスと野外活動の授業。

エアロビクスは、同期隊員のブレイクダンサーから
教えてもらっていたボックスステップが役に立った。
こんなところで役に立つとは思ってもみなかった。。
これくらい体育教員なら普通にできますが、何か?
といった雰囲気を醸し出しながら教えていた、と思う。
何も裏事情を教える必要性はない。
何にでも興味関心を示すことは大事なんだなと再認識した。

昼休憩を挟んで野外活動の授業をやろうかと思っていたところ、
昼は給料を引き出しにタウンに行かなければならないから
授業に出席できないという生徒や、ムスリムはお祈りがあるから
午後の授業には出席できないという生徒がいて、
結局午後の授業に集まったのは15人中6人。。

ムスリムのお祈りには全く口出しできない。
普段から他の宗教を敬うようにしてはいるものの、
今回のこれは敬っていることになるのか??
同じ状況下に置かれた場合、みんなはどう対応しているのだろう?

また、この国では給料を引き出すために仕事を休むことや
授業にでないことが、生活するためにしょうがないものとして
扱われているような気がする。振り込まれたお金が
逃げていくと思っているのだろうか。いや、そうではないだろう。
毎月毎月給料日前になるとお金がないのではないか。
計画的に使うということや、お金を貯蓄するという考え方が
ないのだと思う。給料を手にした途端使ってしまんだと思う。

でも、貯蓄をしないのは、この国ではしょうがないことなのかもしれない。
貯蓄をしていても、その価値は下がっていくばかりだからだ。
実際、私がマラウイに来た2年前と比較し、マラウイクワチャの
価値は半分程になっている。貯蓄をしている人が損をする国なのだ。
マラウィアンでも、それなりの高給取りで賢い人は
おそらく、USDで貯蓄をする等対策を打ってるハズだ。

マラウイクワチャの事をああだこうだ言ったが、
日本円だって凄まじい。

私がマラウイに発つ際(2年前)には1USD75円だったものが、
今では100円近くにまでなっている。とんでもない価値の下がりようだ。
もし仮に、2年前USDを10万円分買っていたら1,333USDが手に入る。
2年経った今1,333USDを売ったら、13万円になる。
2年間日本円で貯金してただけで3万円の損…。
日本でも資産を別な形で持っておくことが必要そうだ。

マラウイ最後の授業が終わった日に考えることが
資産の持ち方になるとは…。

ここマラウイでいろんなことを学びました、とさ。


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