2011年12月7日水曜日

家の裏には庭としばらく手が付けられていない畑がある。
畑は雑草で茂っている。その広さはおおよそ100㎡。

昨日家にの鍬(くわ)を持った一人の少年が来た。
どうしたのかと聞くとチェワ語でなにやら話してくる。
チェワ後しか話せないらしい。
表情とジェスチャーを見る限りでは、私の家の使われていない畑を耕して
野菜を栽培したいというようなことを言っているようだった。
イマイチよく理解できていなさそうな私の顔を見て諦めたのか、
どっかに行ってしまった。と、思ったらすぐに帰ってきた。
英語のできる知り合いを通訳として連れて。。

よくよく話を聞くと、お金がなくて困っていると言う。
そのため、私の家の畑を耕して野菜を植えるところまでやるから
その報酬として1,000クワチャ(日本円にして500円)ほしいということだった。
彼には奥さんも子どももいるとのこと。彼の顔は必死に見えた。
少年だと思っていたが実は25歳の青年であった。

彼の野菜栽培の知識や経験がどれほどのものかわからなかったので
少し悩みはしたが、最近もっといろんな物を食べて
しっかり栄養をとらなければと思っていたところだったので
結局お願いすることにした。円盤をもっと遠くに投げたいので。
実際うまく野菜が育つかは怪しい。
しかし、もしうまくいかなくても人助けだと思ったら安い。

彼は畑を途中まで耕したかと思ったら誰かまた別の人を連れてきて何やら
立ち話しを始めた。何かと思って寄ってみると、彼の連れてきた人が
農業の専門家だということがわかった。
やはり実際彼自身にはそんなにたいした知識があったわけではなかったようだ。

その後なんだかんだゴタゴタはあったが、結果的には見栄えのいい畑が
出来上がった。そこに植えたのはじゃが芋、カボチャ、オクラ、ピーマン、ニンジンの
5種類。のはず。定かではない。というのも、彼にはもしマーケットに行って
私の指定した野菜の種が無かったら別のどんな野菜でもいいから買ってきて
植えてくれという頼み方をしたからである。全ての作業を終えて彼に報酬を
支払う時、結局何を植えたのか聞いてみたがよくわからなかった。
チェワ語だったので。というわけで、できてからのお楽しみ。

そして、今日その畑を見たウォッチマンが、自分もメイズ(とうもろこし)を植えたいと
言ってきた。夜だけのウォッチマン。彼の勤務時間は夜6時から朝の6時。
ほとんどが真っ暗な状態でいつ畑を耕すのか。。大変興味深い。

畑の土地はまだ半分以上余っている。はてさてどんな畑に化けるのか、
今後の展開が楽しみだ。

今日は先日家に初めて泊まりにきた友人の影響を受けて
これまで避けていた卵と牛乳を買ってみた。
避けていた理由はなんだか危なさそうだから。
しかし、よくよく考えるとどちらも栄養価が高く、円盤を遠くに投げたい
私にとっては2年間口にしないわけにはいかない食材。
こうして食事は次第に充実してきている。

今は、畑の野菜たちの収穫が楽しみでならない。

家の畑。右手に見える木は私の天敵マンゴーの木。


日本のこくまろカレーを食す。
任期終了で帰国した先輩隊員が送ってくれた逸品。
(友人撮影)
【左】マシュマロ風味野菜スープ。
【右】豆を煮てみた。良質な植物性タンパク質。

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